GIS沖縄研究室

2012年11月19日

shpフィルからkmlファイルへの変換

日本語(Shift-JIS)の属性情報を持ったshpファイルをkmlファイルに変換してグーグルアースなどで利用する場合,文字コードの関係でうまく属性情報がエクスポートできません.
例えば下記のような属性情報を持ったポイントデータを処理します.
wbj001.jpg

グーグルア−スPro版を使用するとshpファイル等をインポート可能ですが,日本語(Shift-JIS)の属性情報を有している場合は属性情報がうまくインポートできず,グーグルアース上でビルボードの表示がうまくできていません.
wbj002.jpg

Free版GISソフトで文字コードまでうまく変換できるソフトを探したところQGIS 1.8.0 でうまく変換ができました.

 @QGISを起動して,SHPファイルを開く.このときエンコーディングはShift-JISになっていることを確認する.これは,このSHPファイルの属性情報がShift-JIS日本語で作成されているからです.
wbj003.jpg

 A「ベクトルレイヤに名前を付けて保存する」より,ファイル形式にKMLを選択する.kmlは文字コードがUTF-8となっているので,この変換により日本語のコードも変更される.
wbj004.jpg

 以上の操作で生成したkmlファイルをグーグルアースで表示させるとビルボードの表示がきちんと日本語になっています.
wbj005.jpg

現在のところ完璧に日本語エンコード変換まで対応しているshp/kml変換はQGISしか見つけておりません.

posted by gis-okinawa at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | GISデータ

2012年11月09日

3Dアナグリフで立体地形

当方,大学の自然地理で3Dアナグリフ画像を使って立体画像による地形の解説を行っています.
今回は,その作成方法や使用するデータの入手方法を解説します.

仕様ソフト ステレオフォトメーカー http://stereo.jpn.org/jpn/stphmkr/index.html

このソフトは左右の画像ファイルを準備すれば自動的にアナグリフ画像を作成してくれます.
後は,この左右の画像をどこからどのように作成するかがわかれば問題は少ないです.

画像データの入手先としてGoogleEarthを使う方法を解説します.

1.GoogleEarthを起動して立体画像を作成したい場所を表示します.
 このときに,GoogleEarthのオプションから地形精度から地形の強調度を3倍ぐらいに誇張してください.
wb9001.jpg
 Googlearthが3D表示になっていることをご確認ください.

2.ステレオ右画像を作成する.この例では大東島東(右)から飛行機に乗って飛んできたらこんな感じに大東島が見え始めます.そんなことを想像して右画像を作成します.
wb9002.jpg

3.左画像を作成します.2からさらに西(左)に行ったときの画像を生成します.
wb9003.jpg

4.上記左右画像をそれぞれGoogleEarthのイメージ保存で画像保存をする.

   以上で左右画像の準備は終了です.次にステレオフォトメーカーの登場です.

5.ステレオフォトメーカーを起動してファイル/左右の画像を開くより準備した左右の画像を開きます.
wb9004.jpg

6.ステレオフォトメーカーのツールアイコン,右から5番目の「赤青十字」アイコンをクリックすると画面に十字カーソルが現れます.左右の写真で同じ場所をそれぞれクリックしてマークします.

7.ステレオフォトメーカーのツールアイコン,右から13番目の「アナグリフ赤青表示」アイコンをクリックする.
wb9005.jpg

これでアナグリフ画像が完成です.あとは赤青メガネを手に入れてご覧ください.
メガネの入手先としては 株式会社ステレオアイ( http://www.stereoeye.jp/ )あたりが良いのでは.

作成例
 阿蘇カルデラ
aso.jpg

 阿蘇カルデラ斜めアナグリフ
aso2.JPG

posted by gis-okinawa at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | GE教材

2012年10月20日

iOS 6でユーザー追跡が復活?プライバシー懸念も

iOS 6のユーザー追跡技術「IDFA」では、iPhoneやiPadなどの端末を識別し、個別の端末のネット上の行動パターンを追跡できるという。
設定により解除可能ということのようです。いかのアドレスから詳細が確認できます。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1210/18/news027.html

近頃色々と心配なことも多いので、早速、設定しようとしましたが、iPadではわかりにくいので、手順を残します。

1. 設定より、
image.jpg
『情報』に進む。
2. さらに、『アドバタイズ』に進む。
image.jpg
3. 設定をONにする
image.jpg

個人情報が独り歩きするのはあまり気持ちのいいものではありませんね。

posted by gis-okinawa at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年10月09日

iPad wifi 接続時の速度低下、回復のための手順

当方使用のiPad、wifi接続時に速度が異常に低下する自体に見舞われ、先ほど何とかトラブル解消しました。私も台風開けから1週間以上悩まされましたので、同様の問題で苦労している人のために、次第をアップしておきます。

兆候が現れたのはいつかはっきりしませんが、もしかしたらos6にアップデートしたのがキッカケだったかもしれません。台風時にemobileが回線故障し、回復後emobileが不通状態のままになりました。ショップに持ち込むと親切に対応してくれ、GP02の設定をwepからwpa2に変更、この設定で何とか接続は回復しましたが、回線速度は異常に遅い状態のままでした。その後メーカーからファームウェアのバージョンアップを進められ、アップしましたところ、wepが回復しましたが、依然異常状態は続いておりました。色々GP02の設定を変更しましたが、それでもダメでした。
症状としては、ブラウザーでインターネットを閲覧すると、途中でネットが切断するようで、途中で止まってしまいます。停止と再読み込みを繰り返すと、接続が再開し、突然表示されます。ネット接続が途中で断線するようで、そのために異常に速度が低下するようです。
iPadの電波受信状況はフルで、ポケットwifiのアンテナもフルに立っています。ということで、最初はポケットwifiの故障を疑いました。

ネットでiPadのwifi接続に関するエラーを調べると、『Wi-Fi ネットワークと接続に関するトラブルシューティング』という項目があり、さらに『Wi-Fi ネットワークに接続中、インターネットにアクセスできない場合』という事例が取り上げられていた。
http://support.apple.com/kb/TS1398?viewlocale=ja_JP

そこに取り上げられていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
設定が正しいにもかかわらず問題が解決しない場合は、以下の手順を実行してみてください。
「設定」> 「一般」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」の順にタップして、ネットワーク設定をリセットします。
注意:この操作により、すべてのネットワーク設定 (パスワード、VPN 設定、APN 設定など) がリセットされます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
を行い、再度wifiを設定し直しました。

その結果、何とか回復しました。

めでたし、めでたし。

posted by gis-okinawa at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年08月31日

SuperMap6EXPRESS入手するなら今がチャンスかも


日本スーパーマップ株式会社から「SuperMapEXPRESS」のキャンペーンがアナウンスされています.
 
 http://supermap.jp/campaign/cam120827.html

以前,ブログでも紹介しましたが,

 SuperMapExpress = SuperMap2008Viewer
           +GISデータエクスポート
           +属性情報デーブル処理
           +オブジェクト作成・編修
           +ジオリファレンス
           +エクセル表インポート(SuperMap6から可能)


という仕様です.

 私の著書「GIS自習室」の内容は「SuperMap2008Viewer」に特化していますが,上記の+α部分の操作法を追加し,「SuperMapExpressを使い倒そう」という本を書こうと考えているくらいです.
 SuperMapExpressが有れば本格的にGISを使った空間分析処理が可能です.

 今回のキャンペーン価格は非常に良い価格となっていますので,GISを本格的に利用したいと考えている方は是非この機会に手に入れたはどうかと思います.

 

posted by gis-okinawa at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | GIS情報など
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