国土地理院より基盤地図5mメッシュ標高が公開されています.今までは沖縄のデータがなかったので,ラスターデータ(BIL/hdrファイル)への変換ソフト開発は見合わせておりましたが,2012年より沖縄地区のデータが一部公開になりましたので,開発に踏み切りました.1/25000地形図等高線より生成した10mメッシュよりも,この5mメッシュ標高は非常に詳細なデータです.
1.データDL場所
http://saigai.gsi.go.jp/fgd/download/download.html

「基盤地図情報標高モデル」のJPGIS形式をクリック.

「5m(標高)」内の対象都道府県を選択.

必要な2次メッシュを選択しDLする.DLしたデータはzip圧縮しているので解凍することとなる.
2.データの変換
今回開発した変換ソフトは2次メッシュ1個単位で変換するので,2次メッシュ1個分のデータを1つのフォルダーにまとめて解凍する.DLした1個のzipファイルが1個の2次メッシュファイルになります.
例として「FG-JPS-3927-25-DEM5B.zip」をDLします.このデータを1個のフォルダー内に解凍します.

ファイル変換ソフトをここからDLして解凍後,上記フォルダー内に移動します.
後はソフト make_dem.exe をダブルクリックしてください.処理開始します.終了後,2次メッシュコードのファイルが生成します.

生成したBIL/hdrファイルをGISソフトにインポートしてください.緯度経度系の座標系をお使いください.
【追加】一部のGISソフトで32ビット浮動小数型のラスターデータをうまく読み込めません.この場合は16ビット整数型への変換をサポートしました.ソフト起動時に選択してください.16ビット整数は標高を10倍して10cm単位の値としたものと,m単位整数値にしたものとが選べます.
【追加2012/6/20】一部DEMデータがうまく変換できませんでした.修正いたしましたのでお試しください.