GIS沖縄研究室

2011年10月16日

沖縄島沿岸部標高分布

 沖縄県は海に囲まれた離島県で,沖縄本島は沿岸に多くの人口や公共施設,商業施設,観光施設が存在します.沖縄県警では,沿岸の標高を表示した地図を公開しています.
  http://www.police.pref.okinawa.jp/anzennakurashi/hyoukou/tyunanbu.pdf (沖縄島中南部)
以下,沖縄タイムス2011.7.28朝刊記事を参照してください.

『津波発生時の避難場所の確保や避難経路の確認などに役立ててもらおうと、県警が県全域の標高マップを作成した。25日から県警ホームページ(HP)で公開している。離島を含む県全域の標高30メートル以下の地域を同0〜10メートル、10〜20メートル、20〜30メートル、30メートル以上の4段階で色分け。自宅や職場、外出先の周辺の標高を知り、津波警報・注意報が出た場合、どこに逃げればより安全かを判断する材料にしてほしいとしている。マップによれば、埋め立て地や海沿いの集落、主要河川の沿岸部などで標高10メートル以下の地域が目立つ。那覇市の中心部では辻や若狭などの沿岸部をはじめ、国際通りや海岸から2キロ以上内陸にある与儀十字路周辺まで標高10メートル以下が続いている。また、県内の14警察署のうち、標高30メートル以上にあるのは浦添、沖縄、うるま、宮古島の4署だけで、ほか10署は東日本大震災の際に発生した大津波が押し寄せた場合、浸水被害に遭うおそれがあるという。県警は今後、市町村などと協議し避難場所になる5階建て以上のビルやマンション、公共施設などの位置を加え、より利便性の高い地図にしていく考え。
 県警警備2課の瑞慶覧正調査官は「沖縄は周囲を海に囲まれており、どこでも津波被害に遭う可能性がある。自分のいる場所の標高を把握し、津波発生時の避難に役立ててほしい」とマップの活用を呼び掛けた。』

 GIS沖縄研究室では国土地理院10mグリッド標高データや空間基盤データを使って,GoogleMap上に,これらと同様の沿岸標高データを作成しました.以下のアドレスより利用可能です.
 http://www.gis-okinawa.jp/EL_GM/okinawa.html

なお,標高の凡例は下記の通りです.なお海岸側の未着色部分は国土地理院データでは,未記載の部分です.標高は限りなく0mでしょう.陸側の未着色部は標高30m以上の場所です.

han.png

 標高による着色は半透明化などの設定ができます.右上のレイヤー表示部をクリックして,スライダーを調整してください.また,背景を衛星画像に変更することも可能です.
   
posted by gis-okinawa at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | GISデータ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48847914

この記事へのトラックバック
Powered by さくらのブログ